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by makkenji1
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協調運動

今日、見えた患者さんの一人の方が、「左右の足を上手く交互に動かす事が出来ず、動かす時に「右・左・右・左」と意識しながら動かしても、つまずきそうになると言っていた。
 
 これはおそらく協調運動がうまく行えて無いからと、私は思った。

 “小脳は骨格筋の緊張を調節して、協調的な運動の調節を行う働きをもつ。小脳は大脳と密接に結びついて、随意運動(自分で動かす事)が円滑に行われるのを助ける。”
 注1(医歯薬出版 生理学より一部引用)

 なぜそう思ったか?これは勘だ。

 しかし、私が治療し始めたのは腰椎と仙骨の間の関節だった。それは患者さんの身体が導いた答えだ。検査の結果そうだったので何故?と聞かれても困るが…

 昔の私なら、小脳関連のS.D.そう思った瞬間から頭蓋の治療をしていただろう。しかし、これは経験の少ない術者の陥りがちなミスだ。(かといって今の私が充分経験している訳ではないが)
 
 ここだと思ったら、すぐにそこばかり目が行ってしまう。ありがちな行動だ。おそらく足の治療ばかりしていただろう。

 だがオステオパシーは違う。そこにおこっている現象を引き起こしているものを取っていくのだ。だからそれが腰仙部の問題が引き起こしているならそこを取らなければ根治治療にはならない。“急がば回れ”だ

 次に私が見つけたのは胸椎の問題だ。おそらく心膜と関連があるだろう。そしてRib1。前回も言ったがRib1はトラブルメーカーだ。

 頚椎の問題を取った後である。やっと頭蓋の歪みが調整できる状態になったのだ。結構な張力膜の緊張があった。それを解放して治療を終えた。
 
 すぐの反応はわからなかった。しかし次回来るのが一ヶ月先になるのだ…その方は四国からこちらに来る用事がある時に、うちに見えているからだ。

 結果はまたその方が見えた時報告できたらと思う。
by makkenji1 | 2005-05-19 19:50 | オステオパシー